暑い日や、たくさん運動をして汗をかいた日、熱が出て調子が悪い日。
スポーツドリンクを飲む機会と言えばこんな日が頭に浮かびますよね。
さてさて、小さいお子さんを育児中のママさんは、お子さんにスポーツドリンクをどんな時に飲ませていますか?
私自身、子どもにどうスポーツドリンクを与えて良いのか、どんな影響があるのか心配になってしまいました。
そこで、折角なので調べたことをシェアしたいと思います。
同じように疑問に感じたママさんのお悩みがすっきりすれば幸いです♪
スポーツドリンクとジュースの糖分どちらが心配?
ジュースはお砂糖がたくさん含まれているし、着色料や香料の添加物も気になるわ。
じゃあ、スポーツドリンクなら大丈夫かしら?
ミネラルやアミノ酸も摂取できるしね!
と思ってジュース代わりにスポーツドリンクを飲ませていませんか?
結論から言うと、ジュース代わりにスポーツドリンクを飲ませることはお勧めしません!
スポーツドリンクの成分表示を見てみてください。
「砂糖・果糖ぶどう糖液糖・果糖…」などなどと表示されていますよね。
これはこの飲料に多く含まれる順で表記されています。
聞いたことがある方も多いかもしれませんが、スポーツドリンクにはたくさんの糖分が含まれているんです!
例えば、500mlのペットボトル1本をお子さんが飲めば、なんと軽く1日の糖分摂取量を超えてしまいます。
恐ろしいですね…。
350mlの缶1本でも、だいたいショートケーキ1個分の約20g程度の糖分が含まれています。
甘さが伝わるでしょうか?
じゃあ「ゼロ」と名前についたスポーツドリンクなら良いの?
となるかもしれませんが、それもお勧めできません。
カロリーオフやカロリーゼロという製品は、人工甘味料を使って、砂糖を使わないように作られています。
甘いのは人工甘味料の効果です。
ほんのちょっとの量でも十分な甘みを感じられるように作られています。
人工甘味料には糖尿病のリスクを上昇させるというような説もありますし、飲めば飲むほどもっと飲みたくなり、体重が増加することもあるそうです。
できれば子どもには与えたくないものですよね。
うちの場合は、子どもが小さい頃からお茶と水しか飲めません。
炭酸や甘味の強いものをあげてもおいしくない…と言って口にしようとしませんでした。
きっとこれからお友達との付き合いが増えてきて、飲み始めるのでしょうねぇ。
その時はきちんと何が体に良くないのかも説明して、お茶と水を推奨しようと思います♪
幼児の水分補給にスポーツドリンクはいいけど毎日飲むとどうなるの?
スポーツドリンクは浸透圧が水などに比べて優れているところがメリットです。
体に水分を補給したい時に、スポーツドリンクを飲めば素早く体中に水分が行き届くイメージです。
確かに糖分はたくさん入っているけど、悪いことばかりではないんですよね。
では、スポーツドリンクを子どもに飲ませたい!
もしくは子どもがすごく飲みたがる!
そんな時はどう与えたら良いでしょうか?
もし、うちの子どもがどうしても飲みたがるようなら、回数を決めて1週間に2~3回、かつ少量でとか、2倍に薄めて与えるなど、一度に摂取する量を工夫します。
というのは、毎日飲み続けたときに、とある病気が怖いのです。
それは「ペットボトル症候群」と呼ばれる急性の糖尿病。
糖分をたくさん含んだスポーツドリンクなどの清涼飲料水をたくさん飲むことで、血糖値が上がり、のどが渇き、また清涼飲料水を飲む。
これを繰り返すことで、血糖値が常に高い状態になり、急性の糖尿病の症状がみられるようになるんです。
具体的な症状は、
- 喉の渇き
- だるさ
- 体重の減少
でもこの症状が進むと、最悪の場合は意識を失うこともあるそうですよ。
このペットボトル症候群、若い男性に多いと言われていますが、子どもも例外ではないです。
幼いうちからこんな苦しい思いをさせるのは親としては辛いものです。
飲みたがるのは仕方がないのですが、そこはできればスポーツドリンクではなく、お水やお茶を飲ませるようにしましょう。
幼児の脱水症状の水分補給にスポーツドリンクよりもおすすめは?
脱水症状が起こった場合、水分だけではなく、糖分やミネラル、電解質(塩分の主成分である塩化ナトリウムや、カリウム)を含んでいる
スポーツドリンクは効果がある飲み物です。
体全体に浸透して、すばやく水分の吸収できることから脱水症状には打って付けのように見えますね。
でも既にお伝えしている通り、糖分が多いため、逆に血糖値が上がり、喉が渇いてしまったりと期待に反する症状が出たりします。
また、脱水症状が起きている時にはスポーツドリンクをそのままあげるよりも、塩分を含んだ飲料を飲ませた方が良いでしょう。
一般的には「経口補水液」。
経口補水液は薬局やドラッグストアで販売されている、塩分と糖分を一定の割合で混合した飲み物です。
こちらも体への吸収率が高く、糖分も少ないので脱水症状へは効果的です。
摂取する量は説明書きを読んだり、薬剤師さんに尋ねてみましょう。
必要な時にすぐ使えるように、私はいつも2本程度ストックしています。
うちにストックしてあるのは大塚製薬の「OS-1」。
最近は小さいサイズやゼリーも販売されていますよ♪
話は逸れましたが、脱水症状の時はスポーツドリンクよりも、経口補水液を説明通りの量で飲むことをおすすめします。
最後に
スポーツドリンクって、おいしいし飲みやすいなぁと思うけど、その一方で糖分が予想以上に含まれているんですよね。
これを知らずに飲み続けるのはちょっと怖い…。
子どもにはできればいつまでもお水やお茶で水分を補給して欲しいものですね。
う~ん、それは難しいかしら~。