家であまり食事を食べてくれないのに保育園では完食してくるというお子さんをお持ちのお母さん、いませんか?
献立表を見ても、家での食事とさほど変わらないようなおかずですし、何がそんなに違うの?と気になりますよね。
今回は子供たちがお楽しみの行事食一覧もご紹介しますので、参考にしてみて下さいね。
保育園給食のねらいや味の特徴を知って家でも取り入れたら、もしかしたら家での食事もスムーズに進むかも!
保育園の給食の行事食の一覧
保育園の給食では、クリスマスや誕生日などの行事食もあり、子供達の楽しみの一つにもなっています。
最近では、世界各国の料理を月に一度メニューに取り入れ、世界の味を知ったり、その国の文化を学ぶ
など様々です。
ここでは家でも取り入れられる行事食の一部を月ごとにご紹介します。
家でも真似できるものばかりですので¥家族みんなでお楽しみ下さいね。
1月
・餅つき
からみもち、きなこもち、お雑煮
・おせち料理
松風焼き、ぶりの照り焼き、黒豆
2月
・節分
恵方巻き、五目豆、いわしフライ
・バレンタインデー
ハート型蒸しパン、ホットケーキ
3月
・ひなまつり
ちらしずし、さくらもち、うしお汁
4月
・お花見
園庭やテラスなどの屋外でお花見をしながらの給食
(サンドイッチ、おにぎりなどのお弁当メニューで)
5月
・子供の日
中華おこわ、柏餅
6月
・入梅
子供達が去年仕込んだ梅シロップで梅ジュース、入梅いわしのフライ、いわしの煮付け
7月
・七夕
そうめん、さくべい
8月
・夏祭り、花火大会
焼きそば、きゅうりの漬物、焼きとうもろこし、アメリカンドッグ
9月
・十五夜
月見団子、栗ごはん、里いもの煮物
・お彼岸
おはぎ
10月
・ハロウィン
かぼちゃ型や海苔の飾りを乗せたカレーピラフ、かぼちゃサラダ、かぼちゃカップケーキ、かぼちゃプリン
11月
・七五三のお祝い
赤飯、海老フライ、ハンバーグ、チュロス(千歳飴の代わり)
12月
・冬至
かぼちゃと小豆のいとこ煮、かぼちゃと小豆の蒸しパン
・クリスマス
フライドチキン、ローストチキン、ミネストローネ、ブロッコリーのツリーサラダ
保育園の給食のねらいは?
毎月保育園から発行される給食の献立を見て、何を感じますか?
鮭の西京焼き、けんちん汁、いんげんの胡麻和え、など和食が多いながらもごく普通の家庭料理が多いですよね。
結構地味なもの食べてるなと感じるお母さんもいるかもしれませんし、こんなおかず、子供も食べるの?とびっくりするお母さんもいると思います。
子供が好きなメニューで大人が想像するものといえば、ハンバーグやカレーなどの洋食系が多いですものね。
保育園の給食のねらいで、大体の保育園が取り入れている内容としては
・先生やお友達と楽しく食事をとる
・食事中のマナーを学ぶ
・好き嫌いなく色々なものを食べる
この3つが大きな柱となっているところが多いです。給食は子供の体を維持するための大切な食事ですが、好きなものを食べるための食事、とはまた違った考えです。
嗜好や食べやすさ、好き嫌いの無さだけを優先するのではなく、栄養面はもちろん、噛む力や伝統食、旬の食材を知ることも大切だと考えられています。
ピーマンが苦手だけど、大好きな先生に応援されたら食べられた!という達成感や、お友達が上手にお箸を使って食べているという刺激も、保育園の給食の時間で自然と身に付けられています。
家での食事は親が自然と子供が苦手な食材を出さなかったり、早く食べて欲しくて自分で食べられるのに食べさせてしまうことなどが保育園の給食と家での食事との違いですね。
子供も家と保育園の違いは分かっていますから、家ではお母さんに甘えて、保育園で出来ても家で出来ないことは多いですが、このねらいを知っておくだけでも、親子共にストレスなく食事を楽しめそう
ですね。
保育園の給食の特徴は?
この章では味付けの特徴について紹介します。
保育園の給食はずばり、薄味が基本。
濃い味は子供も好きですが、濃い味に慣れると薄味のものや白いご飯を嫌がるようになってしまいます。
薄味だけどだしの風味がきいている汁物や煮物。新鮮だから茹でただけでも充分に美味しい野菜、などが保育園ではよく提供されています。
炭水化物は白いご飯の他にも、パンも麺もありますが、基本的には白いご飯。
白いご飯は本当はそのまま食べてもほのかにあまくて美味しいもの。
保育園では素材の風味や持ち味を生かした調理がなされています。
大人は濃い味のおかずや塩辛などのしょっぱいご飯のお供を食べると白いご飯を食べたくなりますが、子供は濃い味を食べたら濃い味のご飯を好んで食べたくなるのです。
もしお子さんが家で白いご飯を食べない、素朴な味付けを嫌がるようなら、食事全体の味付けを見直してみては?
まとめ
保育園の給食の時間は、先生もほっと一息つきながらみんなで家族のように食卓を囲みます。
筆者が保育園で勤務していたときの思い出は給食の時間のことが多いのは子供達が特に笑顔になる時間が多いからのような気がします。
子供が「おいしい!」とご飯を頬張る姿や、苦手なものを頑張っている姿は本当に愛おしいもの。
1日中忙しいお母さんも、食事のときは一息ついて家族での食事の時間を楽しんで下さいね。