四国自転車遍路の日数はどの位かかるのか?
気になりますね。
最近では、信仰心の為だけではなく、健康のため、自分自身と向き合うため若い人も四国お遍路の旅に奮起される方が増えており自転車遍路が流行とか。
そこで今回は四国お遍路を自転車でする場合のかかる日数、費用、宿泊施設、持ち物ルートやあまり知られていない難所の攻略法もご紹介しました。
四国お遍路自転車でまわる日数
自転車遍路は基本的に大学生が約7割。
次に30・40代が多いですね。
自転車遍路は歩き遍路の3倍のスピードと言われています。
一般に歩き遍路は40日以上かかりますが、初めての方で自転車なら2~3週間で全部まわる事ができます。
宿に宿泊する場合も日数が少ないので、その分費用が安くてすみます。
しかし、通し打ちの場合(全部まわること)は1400Kmを超える長距離ツーリングです。
遍路道と案内されている道は階段、獣道状態も多く、自転車は基本的に走行できません。
車と同じ道を通ることになるので大回りになります。
そして、県外から四国入りするための高速バスは自転車積み込みが出来ません。
移動時間は休憩を除いて、午前中3時間、午後4時間が限度です。
1日 走行50kmから70kmを目標にしてください。
色々なハプニングがあります。
(道に迷う、休憩時間、ご接待を受けたり歩き遍路さんとのふれあいの時間)
を考えて無理のない走行計画を立てましょう。
お遍路 自転車での費用はいくら?
飲食代
1日2千円とすると
2,000円×20日間=40,000円
宿泊費
1日5,000円とすると
5,000円×19泊=95,000円
遍路用品・納経料
遍路用品=約16,000円
納経料=300円×88カ所=26,400円
約42,400円
合計約161,400円
自転車でお遍路20日間でまわる
予算の目安です。
お遍路 自転車宿泊施設
春と秋はお遍路さんの数がかなり多いので民宿・宿坊はどこもいっぱいです。
お遍路さんが多い時期は最低でもお昼14:00までに目標の民宿・宿坊を決めて予約しないといけません。
四国88ヶ所の札所の近所には複数のお遍路さんの宿泊施設があります。
また宿坊を持っている札所もあります。
宿坊とは、主に仏教寺院などで僧侶や参拝者のために作られた宿泊施設の事です。
お遍路 自転車の装備は?
自転車はクロスバイクのほうが融通がききます。
ロードバイクは故障が多く不便。
ライトは必須です。トンネル・薄暗い山道・夕方、必ずライトは点けましょう。
都会の人には、想像できないくらい真っ暗ですよ。
スタンドはクロスバイクやロードレーサーは後付けです。
スタンドがないと旅が出来ません。
デジタルスピードメーターが あったほうが励みになると思います。
あと何時間で目的地に到着とか、大体の予想や目標が立てられて便利です。
パンク修理セットは小さめのタッパーぐらいの容器にゴム糊やパッチなどが入って
500~600円ぐらいで売られています。
携帯空気入れは、もしパンクしたら修理したあとに空気を入れないと走れません。
あくまで携帯用なので「どうにか走れる」程度の空気圧しか入れられません。
自転車についてですが、事前の整備を入念にしてくださいね。自転車屋さんは本当にないので・・・
お遍路 自転車でまわるルート
地図を見て、舗装道路で行けそうだな、
と思っても歩き遍路道へは入らないようにしましょう。危ないです。
自動車道路はヘアピンカーブが多い。歩き遍路道はそこをショートカットする道です。
上り坂では、歩道走行をしたほうが良いです。
峠越えや立ち漕ぎも出来ない上り勾配の山道では、疲労の蓄積を考えて、歩道を走行し安全対策を心がけましょう。
どんな坂道でも自転車は持って上がることをおすすめします。
登りで片道2時間かかった道は下りで20分もあれば下りられます。
お遍路 自転車の難所はどこ?
四国遍路の難所として「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」と有名です。
20番鶴林寺に21番太龍寺など
山の頂上にあるお寺でロープウェーのないところは、手押しになります。
頑張れば行けないことはありませんが・・・かなりきついです。
私は以前、外人のお遍路さんに鶴林寺はこの道で合っていますか?
と聞かれ看板まで案内したのですが、
「自転車は車道を・・・」と英語で言えず
すごく心配した事がありました。
有名な難所
徳島では、焼山寺、鶴林寺
高知では、神峰寺
愛媛では、横峰寺 西から入ると少し楽といわれています
11番~12番の間の遍路道は遍路ころがしと言われています。
自転車では走行ができません。
場所によっては、自転車を担いで登らないといけない所もあります。
11番~12番は徒歩で5時間程度かかります。
第11番札所を参拝後 第12番札所 焼山寺は山の上のため迂回ルートを選びます。
迂回ルート(国道192号線)を東に進むと、13番札所~17番札所が比較的近い位置にあります。
13番札所まで参拝し、第12番札所 焼山寺へと向かいます。
第12番札所 焼山寺の後、第18番札所へ直接向かうとスムーズにお参りができます。
11番→17番→16番→15番→14番→13番→12番→18番札所 の順番です!
太龍寺、ここには太龍寺ロープーウェイがあります。
車遍路の人も、何とか車が通れる道路は
あるのですが、20番鶴林寺以上に急な坂で非常に危険なため、
お寺も車は止めてロープーウェイを使うように
すすめています。
ロープーウェイには自転車がそのまま持ち込めるので
太龍寺まで行きます。下りは自転車ですが・・・
下りの坂が急過ぎるのです・・・
ガタガタ道でガードレールもないし
ひとつ間違えば谷底に・・・。ブレーキをかけながら走ります。
ここでブレーキが壊れたらと考えるだけで怖いです。
終わりに
四国お遍路を自転車でまわる方法をご紹介しました。
無事にまわるために必要な条件とは、
「体力・精神力・運」の他に、
「自転車にのる」「寝る」「食べる」「体力を温存する」などといった、
日常生活の延長線上にあるものです。危険な場所で追い詰められる
こともあります。お遍路は過酷な修行です。
「区切りうち」(88カ所の札所を何回かに分けてまわる事)の方法もあります。
無理をしないで、次にまたそこから再出発できると気持ちに余裕をもってください。
四国88カ所お遍路の旅が安全にできますように。
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