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お弁当を前日に準備して冷蔵庫で保存 夏の注意点&食中毒予防!

2016年5月25日

お弁当を前日に準備して冷蔵庫で保存 夏の注意点&食中毒予防!

夏のお弁当は心配ですね。

当日の朝に用意するのは大変なので前日に用意しておきたいです。

前日に用意したお弁当を冷蔵庫で保存するのは大丈夫?
お弁当が痛まない方法ってないの?

炊き立てご飯を使えないときはどうする?
冷凍ご飯をおいしく解凍する方法食中毒に注意するポイント

こんな気になることをご紹介します。

お弁当を前日に準備して冷蔵庫で保存 夏に気をつけることは?

味の濃いおかずは原則的に一晩くらい問題はありません。
ですから、濃い目の味付けにした根菜類の煮物やたれでしっかり照り焼きにした魚・肉などは大丈夫です。

心配なのが薄味の卵料理や練り製品です。
卵焼きの味付けはそれぞれですが、砂糖・醤油を効かせたしっかりした味付けにすれば大丈夫。
だし汁と薄い塩だけで巻き上げた出し巻きはちょっとお弁当には向きません。
練り物もしっかり味付けをすれば安心ですが、生で使う場合は原則としてその日の朝の調理が良いと思います。

これからの季節で一番心配なのは、ごはんやおかずを温めたままで弁当箱につめてしまうと、その温みで蒸気が発生して弁当箱のふたに水滴ができて、それが傷みや腐敗の原因になってしまう危険性です。
温めたおかずや炊き立てのご飯の場合は、弁当箱に詰めた後、ある程度冷めるまでふたをしないで
蒸気を逃がしてあげることが大切です。

夏のお弁当 家庭で作ったおかずを冷凍したまま使わない!

お弁当を細菌から守るには保冷して菌の繁殖を防ぐことがポイントです。
そのため、凍ったままお弁当に入れられる、自然解凍で美味しい冷凍食品が人気となっていますが、
自分で作ったおかずを冷凍して凍ったまま保冷剤代わりにお弁当箱に入れるのは、おすすめできません。

市販品の冷凍食品は、メーカーならではの急激冷凍の技術によって生み出されたものです。
家庭で作ることはできません。
家庭で作られた冷凍のおかずは解凍するにつれて水分が出て、細菌の繁殖する可能性があるのです。
お弁当に詰めるおかずはきちんと加熱された、安全なものを使うように心がけてください。

お弁当のおかずはしっかり加熱しましょう

食中毒を引き起こす細菌の多くは熱に弱く、75度以上の加熱を1分以上続ければ死滅します。
夏にお弁当に詰めるおかずはしっかり加熱をして、細菌をやっつけましょう。

お弁当に残り物を入れるのは注意です!

火が通っているとはいえ、一日たったおかずは、表面に細菌が付着している可能性が高いです。
加熱調理をしたおかずであっても、お弁当に詰めるときにはレンジにかけて、再加熱する必要があります。

お弁当を前日に準備 食中毒の心配はないの?

お弁当 腐りやすい物

・混ぜご飯
多くの食材が混じった混ぜご飯は傷みやすい食材です。
お弁当のご飯は、白米が安全です。

・卵焼き
卵にはサルモネラ菌という細菌が付着しているリスクが高い食材なので、夏場は避けた方が無難です。玉子焼きは火が通りにくく傷みやすいので、どうしても入れたいのであれば、薄焼きにして入れましょう。

・マヨネーズ系のサラダ
大人も子供も大好きなポテトサラダなどのマヨネーズを使ったサラダやそれを挟んだサンドイッチは、あえることで食材から水分を引き出します。
夏場のお弁当には要注意です。
細菌の繁殖を招きやすい生野菜も入りやすいので、気を付けて下さいね。

夏のお弁当 おすすめ食材

・お酢
お酢に含まれる酢酸には強い殺菌力があるので、調味料として活用してください。

・梅干し
梅干しにふくまれるクエン酸は細菌の繁殖を抑えますが、効果は接触している部分だけに限られますので、細かくちぎってまんべんなくご飯などに混ぜて使いましょう。

・生姜
生姜には強い殺菌作用があります。
サッパリとした口当たりなので、夏ににもってこいですね。

ご飯もおかずも冷凍の解凍でも大丈夫?

お弁当作りで重要な事は細菌が繁殖する、30度前後の温度の時間をできるだけ作らないという事です。

30度前後の温度の時間を短くすることと、十分熱してから素早く冷ますこと、です。
一部の例外がありますが、食中毒を起こす細菌は、アツアツのご飯やおかずでは生きられません。
しかし、空気中にも細菌はたくさんいますし、私たちの体にもいます。
これが付いて繁殖するのです。
だから、お弁当はご飯でもおかずでも、アツアツに加熱殺菌したものを、できるだけ空気にさらさずに素早く冷やすのが重要なポイントなんです!

お弁当を前日に準備したいけど野菜は大丈夫?

食中毒を予防できるお酢を使ってサラダを用意しましょう。

前日にキュウリやミニトマト、セロリなどをカットして漬け込めば当日朝には味がついていおいしくなっています。

お弁当を前日にブロッコリーを冷凍保存で使う方法

お弁当の隙間を埋めるのに便利なブロッコリー

ブロッコリーを小分けにした後、少し塩を入れたお湯で硬めにゆでます。(30秒程度)。
粗熱を取り、しっかりと水気を切った後、ジップ付きの袋に入れて、冷凍します。

お弁当に使うときは自然解凍か電子レンジの解凍で20~40秒程度、または前日に冷蔵庫にうつしておくという方法があります。
冷凍する時に茹ですぎると、解凍したときにやわらかくなりすぎるので気を付けてください。

また、電子レンジで解凍する場合、長くしすぎるとスカスカになってしまうため、うまく調節する必要があります。

もしやわらかくなりすぎた場合は、そのブロッコリーはスープや炒め物料理に入れるといいですよ。

 

冷凍した炊き立てご飯をおいしく解凍してお弁当に

お弁当に炊き立てご飯を使いたいけど、毎日は無理っていう事もありますね。
炊き立てご飯を冷凍しておいしく解凍する方法は?

冷凍方法

炊きたてのご飯を湯気のあるうちにタッパーに入れふたを閉める。
室内放置し室温までさます。
早めに凍り出す温度以下に下げるためです。
冷凍する時に、ご飯が凍り出す温度までの時間が長いとおいしさが失われます。
一般的な方法ではラップになるべくご飯を薄くして包み冷凍する方法です。
薄くしてラップしたご飯はレンジの電磁波も均一になりおいしくく解凍できます。

解凍方法

タッパーのふたをしたまま、2分レンジ(500W)にかけましょう。

ふたを取り、ご飯をほぐしてください。
ご飯がこれ以上温まってからでは、粘りがでるためほぐしが出来ません。
ふたは裏返しておくか、少しずらしてタッパーの上に置いてください。
完全にふたを取ると乾燥してしまいます。
ラップやふたでの密閉のしすぎは水蒸気が戻って水っぽくなってしまいます。

二段階加熱でふっくら仕上げる

ふたを逆に置いてもう一度(500W)で2分レンジにかけます。
この時、ご飯の水分はあたためられ蒸気になり、タッパー内の気圧が最高に上がります。
逆に置いたふたのおかげで中の気圧抜きができて、気圧を下げる役目もして、
ご飯がつぶれないようになるわけです。

お弁当 にいれる炊きたてご飯 を冷やす方法

ご飯の熱を早く取るコツ

忙しい朝 「お弁当を十分に冷ましている時間なんてない!」
という人も少なくないと思います。

しかし、炊きたてご飯を、詰め方次第で冷ます時間を短縮することができる方法があります。

ご飯は、いったんお皿に必要な量をいれて少し広げておくと早く熱が取れます。

また、お弁当を詰めるときはまずご飯、次にメインのおかずを詰めたら、副菜を詰めていく、
安全で彩りの良いお弁当が出来上がりますよ。

終わりに

夏のお弁当作りは、いつもの料理以上に気をつける点が多く大変ですね。
お弁当は、手間と時間をかけて丁寧に作ることができれば最高ですが、毎日のことだとそうはいきませんね。
たまに「明日は学食にいくね」って言われたらすごく嬉しいし・・・。
食中毒から大事な家族を守るために、安全なお弁当作り頑張りましょう!

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