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御朱印さんぽ、柴又七福神巡り コースと所要時間のご紹介

2023年5月26日

柴又七福神とは、東京都葛飾区柴又にある7ヵ所の寺院を巡る七福神巡りの札所です

東京都葛飾区柴又にある7ヵ所の寺院を巡る七福神巡りの札所です。
1932年に始まり、毎年1月1日から1月15日まで開帳されます。
柴又七福神めぐりの魅力は、歴史ある寺院を巡りながら、七福神のご利益を授かることだと思います。
また、柴又の街並みや風情を楽しむこともできます。柴又は昔ながらの下町の雰囲気が残っていて、人情味あふれる場所です。
柴又七福神めぐりは、心身ともに癒されるプチ旅になると思います。

柴又七福神めぐりは、徒歩で約1時間から2時間かかります。

七福神とは?

七福神のご利益は、不老長寿、商売繁盛、五穀豊穣、家内安全など、所願成就のご利益があるとされています。
また、七福神はそれぞれに特別なご利益を持っています。
例えば、恵比寿は商売繁盛や大魚守護の神様、弁才天は恋愛成就や学徳成就の神様、毘沙門天は武道成就や夫婦和合の神様などです。
七福神を参拝することで、「七難即滅七福即生」のご利益があるといわれ、「七つの災難がたちまち消滅し、七つの福徳が生ずる」といわれています.

七福神は日本独自の信仰として発展し、宝船に乗って福徳を授けに来るという信仰があります。

七福神宝船

七福神宝船

東京の七福神は区ごとにたくさんの七福神めぐりコースがあります。

七福神の見分け方は?特徴は?

七福神はそれぞれが特徴的な姿や持ち物をしているので、それに注目すると見分けやすくなります。

恵比寿(えびす):大漁や商売繁盛の神様。釣り竿や鯛を持っている 恵比寿(えびす):大漁や商売繁盛の神様。
釣り竿や鯛を持っている
大黒天(だいこくてん):五穀豊穣や財宝の神様。かまどや袋を持っている 大黒天(だいこくてん):五穀豊穣や財宝の神様。
かまどや袋を持っている
毘沙門天(びしゃもんてん):武運や勝負運の神様。宝塔や槍を持っている 毘沙門天(びしゃもんてん):武運や勝負運の神様。
宝塔や槍を持っている
弁財天(べんざいてん):芸術や音楽の神様。琵琶や弦楽器を持っている 弁財天(べんざいてん):芸術や音楽の神様。
琵琶や弦楽器を持っている
布袋尊(ほていそん):笑顔や幸福の神様。大きな袋や扇子を持っている ※1宝袋尊(ほうたいそん):笑顔や幸福の神様。
大きな袋や扇子を持っている
福禄寿(ふくろくじゅ):富や長寿の神様。杖や鶴を持っている 福禄寿(ふくろくじゅ):富や長寿の神様。
杖や鶴を持っている
寿老人(じゅろうじん):知恵や健康の神様。杖や亀を持っている 寿老人(じゅろうじん):知恵や健康の神様。
杖や亀を持っている

七福神はそれぞれに異なるご利益がありますが、一緒に祀られることでさらにパワーアップすると言われています。
そして、これらの特徴を覚えておくと、七福神の見分け方がわかるようになりますね。

※1布袋尊と宝袋尊の漢字の違いについて

布袋尊は「ほていそん」と読みますが、宝袋尊は「ほうたいそん」と読みます。
どちらも七福神の一柱で、同じ神様を指していますが、漢字の表記が異なります。

布袋尊は、唐代末から五代時代にかけて明州(現在の中国浙江省寧波市)に実在したとされる伝説的な仏僧で、本名は契此(かいし)といいました。
常に袋(頭陀袋)を背負っていたことから布袋という俗称がつけられたそうです。

宝袋尊は、布袋尊が弥勒菩薩の化身であるという伝説に基づいて、弥勒菩薩の別名である宝生如来(ほうしょうにょらい)と結びつけられた表記です。
宝生如来は、宝生仏国土に住むとされる弥勒菩薩の姿で、宝物を持って人々に施すという意味があります。

布袋尊と宝袋尊の漢字の違いは、布袋尊が仏僧の俗称であるのに対して、宝袋尊が弥勒菩薩の別名であるということです。
しかし、どちらも同じ神様を指すことに変わりはありません。

七福神めぐりのお作法について

七福神めぐりのお作法は、以下のような点に注意すると良いでしょう。

  • 七福神めぐりは、一般的には元日から7日までの松の内に行うものとされていますが、明確な決まりはありません。
    無理のないスケジュールでお出かけください。
  • 七福神めぐりの順番は、特に決まっていませんが、各寺社の開門時間や御朱印の受付時間を確認しておくとスムーズです。
  • 七福神めぐりには、専用の色紙や御朱印帳が用意されている場合があります。
    それらを受ける場合は、最初の寺社で色紙や御朱印帳本体と7か寺分の納経料を一括で支払うことが多いようです。
  • 七福神めぐりでは、各寺社のご本尊やご祭神にもお参りすることを忘れないようにしましょう。
    また、七福神以外の御朱印を受ける場合は、別途御朱印料をお納めください。
  • 七福神めぐりでは、歩きながら飲食したり、ゴミを捨てたりしないようにしましょう。
    また、混雑する場合は、他の参拝者に配慮して列に並んだり、声を控えたりしましょう。

調布七福神 コースと所要時間

柴又七福神巡りコースは以下URLからグーグルマップでコースが確認できます。
是非ご利用ください。

柴又七福神コース

柴又七福神地図

 

柴又七福神は、上記地図上では徒歩で約3.8km、約1時間になっていますが、
お参りや御朱印をいただく時間、寄り道したりする時間を考慮するとやはり半日かかりますね(^^♪

以下、医王寺さんのHPを確認した内容となりますーー

柴又七福神の朱印受付期間と色紙料金が変更になりました
令和3年元旦から七福神朱印受付期間が1月1日〜1月31日迄となります
受付時間は午前9時から午後4時まで
色紙代金は製造原価高騰のため令和3年から300円となります
色紙朱印200円と朱印帳朱印300円については従来通りとなります
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

歩行時間 約50分
歩行距離 約4.0Km
≪コース≫
出発
① 京成高砂
↓・230m 3
② 勘蔵寺 (寿老人)
↓・1.6km 21分

③ 医王寺 (恵比寿)
↓・130m 2分 
④ 宝生院 (大黒天)
↓・550m 7分

⑤ 万福寺 (福禄寿)
↓・750m 9分
⑥ 良観時 (宝袋尊)
↓・400m 5分

⑦ 真勝院 (弁財天)
↓・77m 1分

⑧ 題経寺 (毘沙門天)
↓・260m 3

 柴又

1,勘蔵寺 かんぞうじ(寿老人)

寿老人(じゅろうじん):知恵や健康の神様。杖や亀を持っている

勘蔵寺(かんぞうじ)は、東京都葛飾区高砂にある日蓮宗の寺院です。
柴又七福神の一つで、毘沙門天を祀っています。
創建は文明元年(1469年)で、北条・里見の国府台合戦で二度にわたって焼失しましたが、承応2年(1653年)に再興されました。

勘蔵寺は柴又七福神の中で唯一、柴又から離れた高砂にあります。
柴又駅からは徒歩で約20分かかりますが、バスも利用できます。

勘蔵寺の御開帳は1月1日から1月15日までです。
毘沙門天は財宝や勝利の神様として信仰されています。
ぜひお参りしてみてください。

所在地  〒125-0054 東京都葛飾区高砂5丁目5−2

2、医王寺 いおうじ(恵比寿)

恵比寿(えびす):大漁や商売繁盛の神様。釣り竿や鯛を持っている

医王寺(いおうじ)は、東京都葛飾区柴又にある真言宗豊山派の寺院です。
柴又七福神の一つで、恵比寿天を祀っています。本尊は薬師如来です3。

医王寺は、江戸時代に蕎麦屋の源珍が恵比寿像を奉納したことで有名です。
その恵比寿像は、本堂の右側に安置されています。。
医王寺は柴又七福神の事務局でもあります1。

医王寺の御開帳は1月1日から1月7日までです。
恵比寿天は商売繁盛や五穀豊穣の神様として信仰されています。
ぜひお参りしてみてください。

所在地 〒125-0052 東京都葛飾区柴又5丁目13−6

3、宝生院 ふしょういん(大黒天)

大黒天(だいこくてん):五穀豊穣や財宝の神様。かまどや袋を持っている

宝生院(ほうしょういん)は、東京都葛飾区柴又にある真言宗智山派の寺院です。
柴又七福神の一つで、大黒天を祀っています12。本尊は大黒天です。

宝生院は、寛永元年(1624年)に京橋付近に創建されたそうです。
大黒天は、将軍家にも信仰が深く、幕末には徳川慶喜が参拝したと伝えられています。
宝生院は南葛八十八ヶ所霊場の50番札所、御府内二十一ヶ所霊場21番札所でもあります。

宝生院の御開帳は1月1日から1月15日までです。
大黒天は財運や家運の神様として信仰されています。ぜひお参りしてみてください。

所在地 〒125-0052 東京都葛飾区柴又5丁目9−18

4、万福寺 まんぷくじ(福禄寿)

福禄寿(ふくろくじゅ):富や長寿の神様。杖や鶴を持っている

万福寺(まんぷくじ)は、東京都葛飾区柴又にある曹洞宗の寺院です。
柴又七福神の一つで、福禄寿を祀っています12。本尊は釈迦牟尼仏です。

万福寺は、昭和3年(1928年)に柴又新四国八十八ヶ所霊場として創建されました。
昭和23年(1948年)に正式に万福寺となりました。
福禄寿は、幸福、高禄、長寿を授けると言われる中国の神様です。

万福寺の御開帳は1月1日から1月15日までです。
福禄寿は、長い白髪と白髭をたくわえた老人の姿で描かれます。ぜひお参りしてみてください。

所在地 〒125-0052 東京都葛飾区柴又6丁目17

 

5、良観寺 りょうかんじ(宝袋尊)

布袋尊(ほていそん):笑顔や幸福の神様。大きな袋や扇子を持っている

良観寺(りょうかんじ)は、東京都葛飾区柴又にある真言宗豊山派の寺院です。
柴又七福神の一つで、宝袋尊を祀っています12。本尊は千手観音菩薩です。

良観寺は、元禄年間(1688年~1704年)に創建されました。
宝袋尊は、財宝や幸運を袋に入れて持ち歩くと言われる中国の神様です。
良観寺は、江戸川七福神の布袋尊と新四国南葛八十八ヶ所霊場の五十二番札所でもあります。

良観寺の御開帳は1月1日から1月15日までです1。
宝袋尊は、太った笑顔の老人の姿で描かれます。ぜひお参りしてみてください。

所在地 〒125-0052 東京都葛飾区柴又3丁目33−13

6、真勝院 しんしょういん(弁財天)

弁財天

真勝院(しんしょういん)は、東京都葛飾区柴又にある真言宗豊山派の寺院です。
柴又七福神の一つで、弁財天を祀っています12。本尊は不動明王です。

真勝院は、大同元年(806年)に創建されました。
弁財天は、芸術や学問の神様で、琵琶を持っています。
真勝院は、新四国四箇領八十八ヶ所霊場の二十八番札所と東三十三所観音霊場の九番札所でもあります。

真勝院の御開帳は1月1日から1月15日までです1。弁財天は、美しい女性の姿で描かれます。ぜひお参りしてみてください。

所在地 〒125-0052 東京都葛飾区柴又7丁目5−28

7、題経寺 だいきょうじ(毘沙門天)

毘沙門天(びしゃもんてん):武運や勝負運の神様。宝塔や槍を持っている

題経寺(だいきょうじ)は、東京都葛飾区柴又にある日蓮宗の寺院です。
柴又七福神の一つで、毘沙門天を祀っています。本尊は帝釈天です。

題経寺は、寛永6年(1629年)に開山されました。毘沙門天は、財宝や勝利の神様で、金剛杵を持っています。
題経寺は、柴又帝釈天として有名で、映画「男はつらいよ」の舞台にもなりました。

題経寺の御開帳は1月1日から1月15日までです。
毘沙門天は、四天王の一人で、武人の姿で描かれます。ぜひお参りしてみてください。

所在地 〒125-0052 東京都葛飾区柴又7丁目10−3

寅さん記念館と葛飾柴又の施設について

葛飾区観光サイト「かつしかまるごとガイド」URL

寅さん記念館と葛飾柴又の施設は、映画『男はつらいよ』シリーズの舞台となった柴又の風景や文化を紹介する観光スポットです。
寅さん記念館では、大船撮影所から移設された「くるまや」のセットや、寅さんが使用した小道具や衣装などの展示、記念写真やクイズなどが楽しめます。
併設する山田洋次ミュージアムでは、寅さん記念館名誉館長・葛飾区名誉区民であり、文化勲章を受章した山田洋次監督の作品や映画づくりへの思いを9つのテーマで紹介しています。
また、2019年に新設されたTORAsan cafeでは、寅さんの世界観を感じながら飲食ができます。
寅さん記念館と葛飾柴又の施設は、京成金町線の柴又駅から徒歩8分のところにあります。

寅さん記念館

寅さん記念館は、東京都葛飾区柴又にある記念館で、映画『男はつらいよ』シリーズの世界観や資料を展示しています。
山田洋次監督を顕彰する「山田洋次ミュージアム」も併設されています。
京成金町線の柴又駅から徒歩8分のところにあります。

お得な前売り券も駅で購入できます(^^♪
開館時間:9:00~17:00
休館日:第3火曜日(ただし第3火曜日が祝日・休日の場合は、直後の平日)
及び12月第3火・水・木曜  ※年末年始も営業
入館料:

  • 【山田洋次ミュージアムとの共通券】
    一般:500円/児童・生徒:300円/シルバー:400円
    団体(一般):400円/団体(児童・生徒):200円
    ※シルバー券(65歳以上)は当館窓口にて発売※団体券(20人以上)
    ※障害者手帳等をお持ちの方と介護者(同行者)1名は無料です
    当日、窓口のみのお取り扱いとなります。
    ※当館と山本亭の料金が合わせて50円引きになるお得な[セット券]を発売中!
  • 【寅さん記念館&山本亭セット料金】
    一般:600円→550円/シルバー:500円→450円/団体(一般):500円→450円前売入館券: お得な前売入館券を発売中! お求めは京成線主要駅へ
    前売 一般:450円 児童・生徒:270円寅さん記念館詳細はこちらから

所在地 〒125-0052東京都葛飾区柴又6丁目22-19

山田洋次ミュージアム

山田洋次ミュージアムは、寅さん記念館の併設施設で、日本を代表するフィルムメーカー・山田洋次監督の作品や映画づくりへの思いを9つのテーマで紹介しています。
山田洋次監督は、『男はつらいよ』シリーズの原作・脚本・監督を務め、寅さん記念館名誉館長・葛飾区名誉区民であり、2012年に文化勲章を受章しました。
山田洋次ミュージアムでは、松竹大船撮影所のジオラマや映画機材の展示、予告篇の上映、監督の部屋や渥美清へのオマージュなどが見られます。
開館時間:9:00~17:00
休館日:第3火曜日(ただし第3火曜日が祝日・休日の場合は、直後の平日)
及び12月第3火・水・木曜  ※年末年始も営業
入場料は一般:500円/児童・生徒:300円/シルバー:400円
京成金町線の柴又駅から徒歩8分のところにあります。

山田洋次ミュージアム詳細はこちらから

山本亭

山本亭は、柴又帝釈天に隣接する、1920年代に建てられた近代和風建築の邸宅です。
もともとはカメラの部品を製造する事業家の山本栄之助の住居でしたが、1988年に葛飾区の所有となり、1991年から一般公開されました。
現在は東京都選定歴史的建造物に指定されています。
山本亭では、洋室応接間や書院庭園などを見学できるほか、喫茶やお土産、イベントなども楽しめます。
京成金町線の柴又駅から徒歩5分のところにあります。

山本亭詳細はこちらから

125-0052東京都葛飾区柴又7丁目19-32


 

終わりに

柴又七福神の魅力は、映画『男はつらいよ』シリーズの舞台となった柴又の風景や文化を感じながら、七つの寺院を巡って福を招くことができることです。
柴又七福神は、1932年に始まった歴史ある七福神巡りで、開帳期間は1月1日から1月15日です。
各寺院には、恵比寿天、大黒天、毘沙門天、弁財天、布袋尊、寿老人、福禄寿の七福神が祀られており、それぞれに縁起やご利益があります。
柴又七福神の特徴は、各寺院の距離が近くて歩きやすいことです。
柴又駅から帝釈天参道を通って6つの寺院に行くことができますが、寿老人の観蔵寺だけは高砂駅前にあります。
柴又七福神めぐりをするときには、色紙代金として300円と、各寺院のご朱印料が必要です。
柴又七福神めぐりは、柴又の歴史や文化を知るだけでなく、健康や商売繁盛、家内安全などの願い事をかなえてくれるかもしれません。

全行程は約4.0kmで、徒歩で約1時間半ぐらいかかります。
途中で食事や休憩を楽しみながら、ゆっくりと巡ってみてください(^^♪

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