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がごめ昆布で健康になろう!食べ方や美容効果もご紹介

2016年7月29日

がごめ昆布で健康になろう

がごめ昆布の成分が注目されています。

健康面や美容効果やダイエットにも良いようですので
今回は「がごめ昆布」について詳しくご紹介します。

がごめ昆布で健康になろう

「ガゴメ昆布」とは?

がごめは、昆布の仲間です。
北海道函館近海の限定された海域でとれます。
非常に限られた条件の中でしか育たないため、
生産量は北海道で生産される昆布のうち
わずか数パーセントなんです。

がごめの名前の由来は、かごの目ように
昆布の表面がでこぼこしているところから
それがなまって「がごめ昆布」
と呼ばれるようになりました。

がごめ昆布の成分

「がごめ昆布」でとくに注目されているのはフコイダンの含有量です。

フコイダンとは?

フコイダンは、血液中の悪玉コレステロールや
中性脂肪が増えるのを抑える働きや
余分な脂質の吸収を抑える働きがあります。

抗ガン作用が認められている成分であり、
ガン治療などに活用されています

また、アレルギー症状の原因であるヒスタミンの
分泌を抑制する働きもあるため、
花粉症やアトピーなどのアレルギー症状緩和にも
活用されています。

他にも肝機能を高める効果や
免疫機能を向上させる効果などがあって
お茶やサプリメントなどにもなっている
健康効果の高い成分です。

がごめ昆布の成分 アルギン酸

アルギン酸には、体内に入るとナトリウムと結合し、
そのままナトリウムを体外に排出するという働きがあります。

そのため、血圧を下げることで、高血圧の改善に
効果的とされています。
また、アルギン酸は水溶性と不溶性の性質を
持ち合わせた食物繊維で、
糖の吸収をゆるやかにしてくれる働きがあります。

血糖値の上昇を抑制する効果や
体脂肪の蓄積を防ぐ効果、
コレステロールを下げる効果があります。

がごめ昆布 ヨウ素含有量

ヨウ素の摂りすぎで甲状腺肥大になる、と聞きますが
実は逆で、要素が不足すると甲状腺肥大になる、
ということが確認されています。

甲状腺ホルモンは新陳代謝を促したり
体になくてはならないミネラルです。

ただ、甲状腺に異常がなければ、
甲状腺機能低下症になることはなく、
何らかの異常があるとヨウ素の摂りすぎで
甲状腺機能低下症になることがある、と言う事です。

ヨウ素の1日の許容摂取量は3,000ng・・・?
と言ってもngの単位はどのぐらいなんでしょう?

1ng = 1,000,000,000分の1g (0.001μg)

μg(マイクログラム)/ng(ナノグラム)/pg(ピコグラム)

μgは1mgのさらに1000分の1、つまり100万分の1gという重さを
表す単位です。その1000分の1がng(10億分の1g)、
そのまた1000分の1がpg(1兆分の1g)です。

人間一人は約60兆個の細胞からできていて、
その1個が平均1ng(0.001μg)といわれています

100gのがごめ昆布に130ngの要素が含まれていますから、
がごめ昆布だけで約2,300gが上限です。

ただ、ヨウ素はわかめや海苔、他の海藻類にも含まれているので
ガゴメ昆布を2,300g食べたら、上限を超えてしまいます。

ダイエット効果があるからと言って
食べ過ぎないようにする必要がありますね。

 

がごめ昆布の摂取量に注意

ヨウ素は、過剰に摂取すると
甲状腺機能の異常など健康被害を
引き起こす可能性があるため、
摂る量には注意が必要です。

昆布出汁から毎日28000μgものヨウ素を摂った人が
甲状腺のトラブルを起こしました。
この量は多いですが、仮に1カップの昆布出汁を使った味噌汁を、
毎日3食食べていれば届いてしまう量なのです。

ですから、出汁として使う場合
合わせ出汁にするなどして昆布の使用量を少なくするか、
昆布だけを使った出汁は週に1~2回に減らしましょう。

がごめ昆布の食べ方

がごめ昆布は、お湯で戻してサラダなど多くの料理で利用できます。
しかし、がごめ昆布の粘り成分は熱(60度以上)に弱いため、
加熱せずに調理してください

がごめ昆布を手軽に「細切り」を使う場合

あらかじめ細く切ってあるがごめ昆布は、
戻す時間が短くてすむので手軽です。
細いものほど口当たりがソフトです。
戻すときは、がごめ昆布の量より多めの水を加え、
さっと混ぜて10~20分おきます。
昆布がやわらかく戻ったら、よく混ぜましょう。
お箸で持ち上げると、器からきれいに離れるほどで、
粘りの強さにびっくりしますよ。
ここに調味料やいろいろな材料を混ぜて使いますが、
扱いにくいと思ったら、少し水を足してください。

がごめ昆布に粘りを出すためには

がごめ昆布は水につけて戻しますが
戻す時の水温がポイントなんです。

粘りが出るまでの速さと粘り気が変わってきます。

最大限の粘りを短時間で出すためには、
水につけたがごめ昆布を室温に置きます。
粘りの素である多糖類を、
ガゴメ昆布からできるだけ早く出すことが大事なんです。

水温が高いと多糖類の粒子が外に出やすいため、
室温に置いた方が粘りが短時間で出ます。

冷やすと粘り気は少なくなり、
煮るとすぐ粘りがなくなって冷めても粘りが出ません。

がごめ昆布の粘りを調整する方法

がごめ昆布は長時間置いておくと、
強い粘り成分により固まってしまいます。

がごめ昆布をスープに入れる場合は
スープが煮立ったら火を止めて、
少し冷ましてください。

スープが少し冷めてからがごめ昆布を入れると、
とろとろの美味しいスープになります。
がごめ昆布が固まらずに
適度な粘り気を感じるスープが出来ます。

がごめ昆布にお酢をいれたら?

がごめ昆布に酢を加えることで、
粘りを抑えて食べやすくなります。

酢を加えることで粘性が下がります。

がごめ昆布は少なめの水で戻します。
全体の水分量の約20%の酢を使います。
酢とたれを昆布によく混ぜておき、
6分程置いておけば、
昆布は固まらず粘り気が少なくなって食べられます。

がごめ昆布で昆布水を作ろう

昆布表面のホコリ等を落とすために
ガゴメ根昆布を水洗いしましょう。
コップに入れた200ml程のお水に根昆布を1枚、
大きな根昆布の場合は半分に割って下さい。
コップの口にラップをかけて、
夏場は10~12時間、
冬場は12~24時間程度置きます。

お水の温度は常温以下で作りましょう。
昆布をお水に浸けている間は昆布がお水を吸収して
大きく膨らみますが必ず昆布が
水の中につけて置いてください。
お水から飛びだした昆布は粘りが出ません。

がごめ昆布の粘りは切り口から出てきます。
昆布の切り口が下を向くように置きましょう。

作った昆布水は作り置きせず飲みきってください。
昆布水は傷むのがとても早いです。

水道水をそのまま使用する場合、
カルキ量の問題で粘りが出にくいときもあります。

昆布にはたくさんのヨウ素(ヨード)が含まれています。
連日大量に摂った続いた場合には
甲状腺に影響が出ることがありますのでご注意ください。

がごめ昆布で美容効果も期待

がごめ昆布でダイエット

昆布のネバネバ成分であるアルギン酸が
中性脂肪をからめとって吸収を抑えてくれます。
ラットを使った実験では、
この中性脂肪の吸収を抑える働きが
普通の昆布より約2倍も効果が高く出ています。

昆布の3分の1は食物繊維です。
昆布のネバネバ成分「アルギン酸」や「フコイダン」
など水溶性食物繊維が、糖質や脂質の吸収を抑え、
コルステロールをたまりにくくします。

また、うま味のもとアミノ酸「グルタミン酸」
は胃腸の働きを良くする一方、過食を防いでくれます。
カロリーがないのにビタミンやミネラルをとることもできる
昆布のダイエットは理想的ですね。

がごめ昆布は1日に2g摂ると効果的です。
食前または食間に摂ることで
食べ過ぎを防ぐことができます。

がごめ昆布で美肌になろう

がごめ昆布は食べるだけでなく、
顔に塗り、パックをすることで、
お肌がツルツルになり美肌効果が実感できます。
その場合、がごめ粉末昆布大さじ1杯に対して、
水を小さじ8杯ほど入れ、それを混ぜ合わせます。
顔に塗りましょう。
是非お試しくださいね。

終わりに

いかがでしたでしょうか?
「がごめ昆布」は不足しがちな、
カルシウムを豊富に含んでいて
イライラ感を抑えるような精神安定剤の働きもあり、
神経の興奮を鎮めやすい効果があります。
とはいっても、がごめ昆布は、薬ではありません。
効果を得るためには、
毎日の食事に取り入れていくことが大事ですね。

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