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御朱印さんぽ、浅草名所七福神巡り コースと所要時間のご紹介

2024年10月3日

浅草名所七福神巡りは、浅草の歴史ある社寺をめぐる開運の散歩コースです。
七福神は、福禄寿、寿老人、弁財天、寿老神、布袋尊、毘沙門天、恵比須の7つの神様で、それぞれに様々なご利益があります。
浅草名所七福神巡りのコースは、巡拝の順番はありませんので、お好きな社寺から始められます。
ただし、観光客の少ない朝一番に浅草寺から訪れるのがおすすめです。

浅草名所七福神巡りの所要時間は、約7.5kmのコースで、移動時間・参拝時間を含めると4時間程度で回ることができます。
ただし、歩く速度や休憩時間によって異なりますので、余裕をもって計画してください。

浅草名所七福神巡りは、自由に順番を決めて回ることができますが、恵比寿を最初に参拝するという風習もあります。
また、1月7日までの松の内に行うとよいとされていますが、年間を通して訪れることも可能です。

令和7年お正月期間受付時間

令和7年お正月期間受付時間
お正月期間は下記の通り受付となります。

〇1月1日    午前0時~午後6時まで
※吉原神社は1月1日午前2時~午前8時までは千束稲荷神社にて対応

〇1月2・3日  午前9時~午後6時

〇1月4日~7日 午前9時~午後5時

〇1月8日~   午前9時~午後4時

七福神とは?

七福神のご利益は、不老長寿、商売繁盛、五穀豊穣、家内安全など、所願成就のご利益があるとされています。
また、七福神はそれぞれに特別なご利益を持っています。
例えば、恵比寿は商売繁盛や大魚守護の神様、弁才天は恋愛成就や学徳成就の神様、毘沙門天は武道成就や夫婦和合の神様などです。
七福神を参拝することで、「七難即滅七福即生」のご利益があるといわれ、「七つの災難がたちまち消滅し、七つの福徳が生ずる」といわれています.

七福神は日本独自の信仰として発展し、宝船に乗って福徳を授けに来るという信仰があります。

七福神宝船

七福神宝船

東京の七福神は区ごとにたくさんの七福神めぐりコースがあります。

七福神の見分け方は?特徴は?

七福神はそれぞれが特徴的な姿や持ち物をしているので、それに注目すると見分けやすくなります。

恵比寿(えびす):大漁や商売繁盛の神様。釣り竿や鯛を持っている 恵比寿(えびす):大漁や商売繁盛の神様。
釣り竿や鯛を持っている
大黒天(だいこくてん):五穀豊穣や財宝の神様。かまどや袋を持っている 大黒天(だいこくてん):五穀豊穣や財宝の神様。
かまどや袋を持っている
毘沙門天(びしゃもんてん):武運や勝負運の神様。宝塔や槍を持っている 毘沙門天(びしゃもんてん):武運や勝負運の神様。
宝塔や槍を持っている
弁財天(べんざいてん):芸術や音楽の神様。琵琶や弦楽器を持っている 弁財天(べんざいてん):芸術や音楽の神様。
琵琶や弦楽器を持っている
布袋尊(ほていそん):笑顔や幸福の神様。大きな袋や扇子を持っている ※1宝袋尊(ほうたいそん):笑顔や幸福の神様。
大きな袋や扇子を持っている
福禄寿(ふくろくじゅ):富や長寿の神様。杖や鶴を持っている 福禄寿(ふくろくじゅ):富や長寿の神様。
杖や鶴を持っている
寿老人(じゅろうじん):知恵や健康の神様。杖や亀を持っている 寿老人(じゅろうじん):知恵や健康の神様。
杖や亀を持っている

七福神はそれぞれに異なるご利益がありますが、一緒に祀られることでさらにパワーアップすると言われています。
そして、これらの特徴を覚えておくと、七福神の見分け方がわかるようになりますね。

※1布袋尊と宝袋尊の漢字の違いについて

布袋尊は「ほていそん」と読みますが、宝袋尊は「ほうたいそん」と読みます。
どちらも七福神の一柱で、同じ神様を指していますが、漢字の表記が異なります。

布袋尊は、唐代末から五代時代にかけて明州(現在の中国浙江省寧波市)に実在したとされる伝説的な仏僧で、本名は契此(かいし)といいました。
常に袋(頭陀袋)を背負っていたことから布袋という俗称がつけられたそうです。

宝袋尊は、布袋尊が弥勒菩薩の化身であるという伝説に基づいて、弥勒菩薩の別名である宝生如来(ほうしょうにょらい)と結びつけられた表記です。
宝生如来は、宝生仏国土に住むとされる弥勒菩薩の姿で、宝物を持って人々に施すという意味があります。

布袋尊と宝袋尊の漢字の違いは、布袋尊が仏僧の俗称であるのに対して、宝袋尊が弥勒菩薩の別名であるということです。
しかし、どちらも同じ神様を指すことに変わりはありません。

七福神めぐりのお作法について

七福神めぐりのお作法は、以下のような点に注意すると良いでしょう。

  • 七福神めぐりは、一般的には元日から7日までの松の内に行うものとされていますが、明確な決まりはありません。
    無理のないスケジュールでお出かけください。
  • 七福神めぐりの順番は、特に決まっていませんが、各寺社の開門時間や御朱印の受付時間を確認しておくとスムーズです。
  • 七福神めぐりには、専用の色紙や御朱印帳が用意されている場合があります。
    それらを受ける場合は、最初の寺社で色紙や御朱印帳本体と7か寺分の納経料を一括で支払うことが多いようです。
  • 七福神めぐりでは、各寺社のご本尊やご祭神にもお参りすることを忘れないようにしましょう。
    また、七福神以外の御朱印を受ける場合は、別途御朱印料をお納めください。
  • 七福神めぐりでは、歩きながら飲食したり、ゴミを捨てたりしないようにしましょう。
    また、混雑する場合は、他の参拝者に配慮して列に並んだり、声を控えたりしましょう。

浅草名所七福神巡り コースと所要時間

隅田川沿いや普段はなかなか歩かない下町の雰囲気を感じることができます。
浅草名所七福神巡りを楽しんでください。

浅草名所七福神巡りコースは以下URLからグーグルマップでコースが確認できます。
是非ご利用ください。

浅草名所七福神グーグルマップ

浅草名所七福神マップ

 

歩行時間 約1時間半
歩行距離 約6.2Km
≪コース≫

スタート

出発
浅草
↓・0.5km 10
① 浅草寺 (大黒天)せんそうじ
↓・0.1km 1分

② 浅草神社(恵比寿)あさくさじんじゃ
↓・0.9km 15分 
③ 待乳山聖点(毘沙門天)まつちやましょうでん
↓・0.4km 7分

④ 今戸神社 (福禄寿)いまどじんじゃ
↓・1.5km 25分
⑤ 石浜神社 (寿老人)いしはまじんじゃ
↓・0.4km 7分

⑥ 橋場不動尊 (布袋尊)はしばふどうそん
↓・1.7km 30分

⑦ 吉原神社 (弁財天)よしわらじんじゃ
↓・0.3km 5

⑧ 鷲神社 (寿老人)おおとりじんじゃ
↓・0.6km 10

⑨ 矢先稲荷神社 (福禄寿)やさきいなりじんじゃ
↓・0.6km 10分

田原町

1,浅草寺 (大黒天)せんそうじ

<ご本尊>
聖観世音菩薩

大黒天をお祀りしているのは浅草寺です。

浅草寺に祀られている大黒天は、俗にいう米びつ大黒として江戸以来市民の崇敬を集めています。

推古天皇36(628)年3月18日未明のことでした。

今の隅田川に投網漁をしていた漁師の檜前浜成(ひのくまのはまなり)、竹成(たけなり)兄弟の網に一体の仏像がかかりました。

それを豪族の土師真中知(はじのまなかち)は、尊い観音像であることを知り、深く帰依して自宅を寺とし、その観音像を奉安し、礼拝供養に勤めました。これが浅草寺のはじまりです。

所在地  台東区浅草2-3-1
TEL 03-3842-0181(代表)

2、浅草神社(恵比寿)あさくさじんじゃ

<ご祭神>
土師真中知命(はじのまつちのみこと)
檜前浜成命(ひのくまのはなまりのみこと)
檜前竹成命(ひのくまのたけなりのみこと)
恵比須神

浅草神社では江戸三大祭の一つ「三社祭」が、「火事と喧嘩は江戸の華」といわれる江戸っ子の心意気を示して、神と人が一体となって行われることは周知の事実です。

この三社祭の歴史は古く、一説には正和元(1312)年の船祭に始まるともいわれていますが、江戸期に入って三代将軍徳川家光の社殿ならびに神輿 の新たな造営を機に江戸市中の一大イベントとなりました。

所在地 台東区浅草2-3-1
TEL 03-3844-1575

3、待乳山聖点(毘沙門天)まつちやましょうでん

<ご本尊>
大聖歓喜天(聖天様)

待乳山聖天に祀られている毘沙門天は、大聖歓喜天の守り神として古くから奉安されており、

当山の浴油祈祷という厳しい修行にふさわしい凛とした木彫像です。

所在地 台東区浅草7-4-1
TEL 03-3874-2030

4、今戸神社 (福禄寿)いまどじんじゃ

<ご祭神>
應神天皇(おうじんてんのう)
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
福禄寿 (ふくろくじゅ)

今戸神社に祀られる福禄寿は、白髪童顔の温和な容姿で、福の神として人々の尊信を集めています。

所在地 台東区今戸1-5-22
TEL 03-3872-2703

5、石浜神社 (寿老人)いしはまじんじゃ

<ご祭神>
天照大神(あまてらすおおみかみ)
豊受大神(とようけのおおかみ)
寿老神

寿老神をお祀りしている石浜神社は、聖武天皇神亀元(724)年9月、勅願によって当地に鎮守され、源頼朝が藤原泰衡征討の折、当社に祈願して「神風や 伊勢の内外の大神を 武蔵野のここに 宮古川かな」と詠み、大勝の目的を果たしたので後日、社殿を造営寄進し、神恩に報いました。

所在地 荒川区南千住3-28-58
TEL 03-3801-6425

6、橋場不動尊 (布袋尊)はしばふどうそん

<ご本尊>
不動明王

隅田川沿いの道から、少し入ったところにあります。

不動院のご尊像は江戸時代のころから伝わるもので、肩に袋がなく、お腹が袋代わりの形をしている珍しいものです。

大きな度量、清く正しい行為の福を授けてくれる布袋様そのものといったお姿で、古くから江戸庶民に尊信されています。

所在地 台東区橋場2-14-19
TEL 03-3872-5532

7、吉原神社 (弁財天)よしわらじんじゃ

<ご祭神>
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)*弁財天

市杵嶋姫命(弁財天)は、遊郭の土地造成でできた弁天池に祀られ、関東大震災の後に遊郭の守護神に加えられました。

そのお顔は童女のような清純さと優しく美しい面立ちの座像で、女性の愛と苦しみを清めて包み込む救いのお姿です。

所在地
台東区千束3-20-2
TEL 03-3872-5966

7、鷲神社 (寿老人)おおとりじんじゃ

<ご祭神>
天日鷲命(あめのひわしのみこと)
日本武尊(やまとたけるのみこと)
寿老人

酉の祭、酉の市で知られる鷲神社は寿老人をお祀りしています。

江戸下町を代表する神社で、開運、商売繁昌、家運隆昌、子育て、出世の神徳が深いとされ、「おとりさま」と称されて古くから江戸下町の民衆に篤く尊信されてきました。

鷲神社の創始についてはもとよりつまびらかではありませんが、ご祭神の一柱の天日鷲命(あめのひわしのみこと)は諸国を開拓して産を興した殖産の神として知られています。

所在地 台東区千束3-18-7
TEL 03-3876-1515

7、矢先稲荷神社 (福禄寿)やさきいなりじんじゃ

<ご祭神>
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
福禄寿

矢先神社のご神像は拝殿右手に奉安されています。
長寿の象徴の鶴をはべらせ、白髪白髯、調和のとれた円満な福相をされており、人の最高理想の姿をあらわしています。

所在地 台東区松が谷2-14-1
TEL 03-3844-0652


 

終わりに

浅草名所七福神巡りは、半日から一日かけてゆっくり歩くことができる充実したコースです

それぞれの神社やお寺は個性があり、参拝しながら東京の歴史や文化にも触れることができます。

巡礼の途中で浅草の名物を楽しんだり、写真を撮ったりするのも楽しみの一つです。

今年は、ぜひ七福神巡りをして、たくさんの福を呼び込みましょう(^^♪

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