漬物は冬の野菜不足に備えて、保存食として作られるようになったものが多く、
どのくらいの塩で漬けると酸味がでて旨味が増すのかなど先人たちが工夫を重ねた技術や作り方はネットで検索すればすぐにわかってしまう!便利な世の中ですね。
使われる調味料は塩、味噌、醤油、酒粕、麹などで、作り方も種類もさまざま。こうした調味料は野菜のほか、魚介類や果物などを漬け込むのにも使われます。
漬け物ってどんな種類があるの?
おなじみの物から、聞いたことのないものまで、バリエーションは驚くほどたくさんあります。
ぬか漬け
ぬか床に野菜などを漬け込んで作る漬け物のことです。
ぬか床は、米ぬかに塩や水を混ぜて乳酸菌発酵させたもので、発酵が進むと独特の香りと味わいが生まれます。
今、色々な素材に挑戦中なので、どんどん紹介していきますね!
浅漬け
定番の、大根やきゅうり、かぶ、ナス、きゃぺつ、白菜、などを、塩、醤油、酢などの調味液に短時間漬けてつくる漬物のこと。
即席で漬けられる市販の一夜漬けのほか、お新香も浅漬けに分類されます。また、酢漬けやぬか漬けなどの漬け物を、漬かりすぎないうちに早めに引き上げたものを浅漬け呼ぶこともあります。
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塩漬け
野菜などの食材を長期保存したり味付けしたりするための方法です。
人類最古の食料の貯蔵方法といわれ、肉はハムやソーセージ、魚だと干物にして長期保存できます。
塩分濃度を高めることで細菌の繁殖を抑え、食材を傷ませずに長く保存することができるんです。
しょうゆ漬け
醤油にいろいろな調味料や香辛料を加えて、野菜などを漬けこんだものです。一度塩漬けたものや、干したりした野菜(大根はよくありますね)をさらに醤油に漬けこみます。福神漬けた松前漬けなどが醤油漬けの代表ですね。
味噌漬け
野菜などを味噌に漬け込んだもの。味噌のいい香りが食欲を引き立てます。塩分がしっかり効いているので、貯蔵にも向くとされ、各地で肉や魚の味噌漬けも発達しています。
粕(かす)漬け
粕漬けは、お酒を絞った後にできる「酒粕」に魚や野菜を漬けた保存食です。酒粕ならではのほどよい甘みを味わえる漬け方です。野菜のほかに魚介類や肉などを使った粕漬けもよく見られます。
辛子漬け
野菜などを塩漬けにしたあと、お酒や麹などに辛子を混ぜたものに漬け込むもの。よく使われる食材はナスやきゅうりです。なすの辛子漬けはミョウバンをつかうときれいな色に仕上がります。
とくに秋ナスの辛子漬けが有名ですね。
麹(こうじ)漬け
米麹に塩や砂糖を混ぜて漬け込んだものです。代表的な麹漬けは「べったら漬け」です。べったら漬けは甘くて、シャキシャキしてとっても美味しいですよね。
大根のほかに、白菜やナス、かぶなどの野菜を塩漬けにしてから漬けるのが一般的です。