料理

栗の鬼皮と渋皮の簡単なむき方&下ごしらえや保存の仕方

2016年8月16日

栗の鬼皮と渋皮の簡単なむき方&下ごしらえや保存の仕方

栗は、秋を感じる食材ですね。
でも、皮が固くて下ごしらえが面倒だなと思いがちです。

今回は栗の簡単なむき方と下ごしらえや保存の仕方をご紹介します。

栗の鬼皮と渋皮の簡単なむき方

栗は虫がつきやすいので、まずは80℃のお湯でさっと茹でましょう。
茹でる事で孵化を防ぐことができます。
この作業をしておけば安心して食べることができます。

栗を冷蔵保存で熟成させる

水気をきったら穴を開けたビニール袋に入れたり、新聞紙に包むなどして冷蔵庫へ入れます
ビニール袋に穴をあけるのは結露を防ぐためです。

結露せず乾燥しすぎない状態だったら比較的長く保存できます。

栗は3日置けば糖度は2倍に、20日で3倍、1カ月で4倍になるんです。
この場合、熟成期間は1カ月以内にした方がよいでしょう。
それ以上になるとカビが発生する恐れがあります。

栗の皮むき方のポイントは

はじめに栗を水につけておく、 栗の丸いほうを落として、鬼皮を手でむいてから、渋皮を包丁でむきます。

まず栗はむく1時間以上前から水かぬるま湯につけておきます。
水につけることで皮が少し柔らかくなってむきやすくなります。

皮むきは丸いほうから始めます。つやのない栗の丸いほうを包丁で落としてください。

栗のおしりの皮は、下の渋皮とくっついていて、すぐにボロボロになるので手では非常にむきづらいです。
包丁などを使うか、もしくは素手で、切り落とした部分から外の鬼皮(硬い皮)をつまむようにすればはがれていきます。

すべての鬼皮をむくと渋皮がきれいに残ります。
今度は渋皮を包丁を使ってむく作業です。
左手でしっかり栗を持って、切り落とした部分から渋皮をむきます。

くれぐれも包丁を滑らせなて怪我をしないようにしてください。
むいた栗はアクを抑えるためにすぐに水につけましょう。

冷凍してからむく簡単な方法

鬼皮、渋皮を一気にむきたいですね。
栗の鬼皮と渋皮が一緒にむける方法をご紹介します。

栗をすぐ食べない時はこの方法

まず鍋に栗と水を入れて、火にかけます。沸騰したら3分茹でて、3分したら火を止めます。

栗の粗熱が取れたら冷凍庫で凍らせます。
あとは必要な時に取り出して、30分ほど自然解凍してから栗をむきます。
栗のまるい方に切れ目を入れたらそのまま皮をむけば渋皮もカンタンに取れます。

冷凍する時間がかかりますが、保存もしながらなので、たくさんもらった時などは便利な方法です。

フライパンでいためてから

渋皮に切れ目を入れ、油を多めに入れたフライパンで渋皮がパリパリになって色が変わるまで炒めます。
渋皮が乾いてしまうと剥きにくくなります。
栗を数個ずつに分けて炒めたほうが良いです。
冷めてしまったら炒めなおしましょう。

栗を炊飯器で茹でる方法

まずはじめに、フライパンで栗を炒めます。

これが面倒だな・・・と思う方は、栗に包丁で切れ目をいれましょう。

栗がパチパチと焦げ目がつくまで炒めましょう。

炊飯器に栗を入れます。
水を栗より1~2cmほど高い水位まで入れてください。

普通の炊飯モードでスイッチを押して待つだけです。

炊飯器の加熱が終了したら出来上がり!

この方法なら、目を離せるので楽ですね。
私はこの方法を知らなくてお鍋を焦がしてしまいました。

次は炊飯器でゆで栗に挑戦します!

栗の下ごしらえ ゆでる方法

一番シンプルな基本のゆで方です

・栗 500g
・塩 大さじ1
・水 2L以上

ゆで方
1 鍋にたっぷりの水と塩を入れ、沸騰させる。
2 水洗いした生栗、もしくは熟成させた栗を鍋に入れ、30~40分ゆでます。

塩を入れるのは皮をむきやすくしたり、アクを取るためです。
栗は茹で過ぎても味が落ちないので、しっかりとゆでてくださいね。

ゆで栗は水を切ってすぐに食べれますが
しばらくゆで汁に浸けたままにしておくとしっとり仕上がります。

むき栗にして料理に使う場合

栗 適量
塩 小さじ1
水 栗が浸かるぐらい

お鍋に栗が浸かるぐらいの水と塩を入れ沸騰させます。
沸騰したら火を止め、そのまま水をきらずに30分つけておいて冷まします。

栗の丸い部分を包丁で切り落とします。

切り落とした部分から親指の腹の部分を使って、鬼皮をむいていきます。
全部むけたら、次はリンゴをむくように渋皮を包丁でむいてください。

30分程水にさらし、あく抜きをしたら出来上がりです。

この時、水から出して時間が経つと、だんだん固くなってむきにくくなるので、少しずつむいていくのがポイントです。

栗の下ごしらえをレンジでする方法

まずはじめに、栗をそのまま電子レンジで温めると爆発します
栗をそのままレンジで加熱するのは危険です。

深く切れ目を入れる方法もありますが、安全な方法をご紹介しますね。

次は時間がかかりそうなゆで栗を安全にレンジで作る方法です。

シリコンスチームケースや耐熱容器を利用すれば、10分以下で出来上がります。
しかもレンジを使った方が手でむけるぐらい皮がやわらかくなりますよ。

栗 適量
シリコンスチーマーor耐熱容器
電子レンジ

栗はお尻の部分だけ皮を切り落としておきます。
シリコンスチーマーに栗とかぶるくらいの水を入れる。
500Wで5~8分加熱する。

加熱時間は栗の大きさによって変わります。
栗が大きめの場合は8分にしましょう。

ただし、この方法は温めすぎると栗の水分が抜けて味が落ちるので、栗の大きさで分けるといいですね。

栗の下ごしらえ 保存の仕方

栗を2~3日放置すると白い粉をふいたようになります。
それは鬼皮と渋皮の間に産み付けられた虫の卵が、幼虫になって活動を始めたためです。

保存の前する下処理の仕方をご紹介します。

短期保存の場合

すぐに調理ができないときは、2リットルの水を鍋に入れて火をかけ、水温が80度になれば、栗1キロを素早く入れます。

火を弱くして80度以上にあがらないように注意して1分間したら水を切りましょう。

その後、栗の表面が乾く程度に乾かし、結露を防ぐため穴のあいたビニール袋に入れて冷蔵庫で保存します。

保存期間は1週間から約1カ月です。

長期保存の場合

生栗のまま保存しましょう。
まず栗を洗い、一晩水に浸けます。ザルなどでしっかり乾燥させ、キッチンペーパーで栗を包んで保存袋に入れます。

これを冷蔵庫のチルド室に入れて、密封せずに2週間~1カ月ほど保存します。
そのあと冷凍庫に移し替え、冷凍します。
保存期間は約半年です。

終わりに

栗の簡単に出来るむき方と保存方法をご紹介しました。
栗の下ごしらえをマスターすれば、冷凍保存も調理もできますね。
是非、ゆで栗むき栗に挑戦して秋には甘く美味しい栗を味わってください。

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