水耕栽培で、種からネギを育てるよりも根っこがしっかりとしているネギを買ってきて、再生栽培をした方が早く育ち収穫も早くできます。
ネギの再生は水耕栽培がいいの?
それとも土がいいの?
再生できれば買って来たネギが何倍にも増えてくれます。
今回は、ネギの再生の仕方についてご紹介します。
目次
水耕栽培でネギを再生する方法
ネギはとても生命力の強い野菜で、再生野菜にしても失敗が少ない野菜でおすすめです!
ネギの根を水にさして置いておくと、3日から5日でグングン伸びてねぎが育ちます。
一番簡単な水耕栽培です。
・準備
小さめの瓶詰めの空瓶が手ごろです。
空瓶をアルミはくで覆って、浅く水をいれます。
細ネギを3から5cm切って、根をつけたまま挿しましょう。
明るい窓辺に置きましょう。水は毎日取り替えましょう。
葉が出てきたら必要な分を収穫してください。
注意する点
水の量は根元5mmくらいがつかる程度で大丈夫。
水が多すぎると腐る原因になります。
すぐに葉の部分が伸びてくるので、収穫を忘れると枯れます。
何度も収穫をしない場合は養分は水だけで大丈夫です。
日光も当てずに台所においておくだけでも、成長します。
日光に良く当てて成長させる場合、水耕栽培と同じようにハイドロボールなどで根を固定すると良いでしょう。
ハイドロボールは、スポンジと違って水分を吸収しません。
排水性が良く植物の水やりをコントロールしやすいです。
ハイドロボールは何回でも使い回しが出来て便利です。
ネギの再生は、キッチンに手軽に置く事もできるので、とても簡単で便利ですが、ネギが途中で腐ってしまうことがあります。
伸びた根のヌメリを、しっかりとるのがポイントです。
再生栽培中に気を付けることは、菌の繁殖です。
カビが生えたら、思い切って捨てましょう。
特に水の腐りやすい夏場には注意してください
収穫した後もそのまま育てることはできますが、株は弱ります。
2回目以降の再生をするなら、そのまま土に植えて育てましょう。
そこで今度は再生ネギを土のプランターに植え替えてまた再生する方法をご紹介します。
ネギを再生しよう プランターの場合
ネギの根は比較的浅いところに張りますが、用土の水はけが悪いと芽が出始めるまでに種が腐ってしまうことがあります。
水やりは多めでもいいですが、水はけの良い土で育てるのがコツです。
買って来たネギを本格的に再生させたい時は、野菜を最初から育てる時と同じプランターで育てましょう。
ネギの場合、100円ショップの園芸用品で大丈夫です。
鉢と鉢底石、培養土を買ってきて、ネギの根をしっかりと植えましょう。
ネギを栽培しよう プランターの場合 肥料はいるの?
再生ネギで肥料が切れてくるようなら、追肥したいと思いますが、追肥すると逆に枯れやすくなります。ネギは追肥に弱いです。
ネギの根のないところに緩効性の肥料をする必要がありますが、プランターだとたいてい根がまわっているので、
根がないように見えても危険です。
なるべく大きなプランターに植えて、ネギの根から離れた場所に2週間に1度、少量ずつ肥料をやりましょう。
小さいプランターで栽培する場合は、液肥を1000倍に薄めて7~10日に一回かけましょう。
ネギの選び方
根が乾燥していない、出来るだけ根が白いネギを選びましょう。
茶色の根は腐っています。
万能ネギの売り場は他の野菜よりも低温の売り場になっているので、どの万能ネギを購入しても問題ないです。
ネギを栽培 害虫の対策法
ネギみたいに風味や辛味のある野菜でも害虫がついてしまうんですね・・・。
農業って大変だなぁと思います。
ベランダ菜園の場合、ネギは比較的害虫被害が少ない野菜です。
ネギにつく害虫
アブラムシ 肥料を与えすぎや風の少ない場所やベランダ菜園などで特に発生しやすい。
一般にアブラムシには牛乳で防除する方法ですが、ネギは牛乳をはじいてしまうため使えない。
大発生した場合は、1回、全部刈って再生させるとアブラムシがいなくなることが多い。
ヨトウムシ ヨトウムシはネギも食害します。なるべく小さいうちに見つけて捕殺したほうがいい。
大きくなったものは昼間は土の中に隠れているので、土を掘って探して捕殺する。
アカサビ病 日当たりが悪い場所や肥料が切れたり 偏った時に発生する。
日当たりや肥料の対策をしてから、根元から刈って再生させれば次に出てきた葉には病気がなくなっている。
被害が小さければ病気の葉を取り除くだけでよい。
普通、ネギの病気の原因は肥料や追肥と言われています。
また、水はけが悪いと腐って枯れてしまいます。
病気が出てからの対処方法がないので、出ないように注意してください。
再生ネギを収穫する時のコツ
再生ネギの収穫ですが、再生してきたネギの葉の根元から1センチくらいのところを切ってもまた新しい葉が生えてきます。
これは再生ネギを再び再生させるので「再々生ネギ」と呼ばれています。
しかしこれだと、根元から切ればそれだけネギに負担がかかり、再生に時間がかかります。
負担がかかったネギは細い葉しか出さなくなります。
そこで、再生ネギを収穫する場合は 根元を10cm以上残して収穫してください。
残った10cmの部分ですぐに光合成を始めることができるので、ネギの負担を軽くさせることができます。
小松菜を水耕栽培で再生しよう
ほうれん草よりビタミンAやカルシウムを多く含む小松菜はアクがなく、食べやすい野菜です。
いつもは捨ててしまうその根っこ。
水につけておくだけでまた食べられます。
栽培方法
小松菜は根の部分を切り取ってしまっても、根元から小さい葉っぱが生えてきます。
- 小松菜は根の部分から3cm位上のところでカットします。
容器に入れて根っこが浸るくらいまで水を入れます。
小松菜の切り口部分は水から出しましょう。
息ができずに腐ってしまうことがあります。 - 日当りの良い室内に置いて、水は毎日1回必ず交換しましょう。
- 1週間ほどで少しずつ葉っぱが伸びてきます。
順調に育てば10~15日位で柔らかな葉ができます。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
水耕栽培を気軽に始めるなら再生栽培がおすすめです。
いつもなら捨ててしまう芯や根の部分を水に漬けておくだけです。
野菜を水耕栽培で再生のメリットは、今まで無駄にしていた部分を再利用できる。
お料理の彩りに欲しい時にすぐ使える。
土の栽培に比べて虫が付きにくい。
是非参考にしていただき、気軽に、楽しんで挑戦してみてくださいね。
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